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認知症と物忘れの違い〈2〉

「認知症と単純な物忘れの違いはどこで線を引いたらいいのか?」この疑問に、またまた、この疑問に一定の回答となるような質の良い記事を見つけましたので是非ご一読を。
その記事とは「認知症、だれもがなりうる国民病」毎日新聞 2014/6/27付記事。
記事では日常生活にいろいろと支障が出てくることが単純な物忘れとは違う、と記載しています。「ああ、そうか。そうか。」とか「あっ、これはいけない!」で済まないようなことをしでかしてしまうということです。例を挙げると【鍋を火にかけていたことを忘れてしまって、実際にボヤを出してしまう】【金銭管理ができなくなって、とんでもない買い物をしてしまう、しかも購入したことを覚えていない】【お薬をきちんと内服できなくなって病気が重症化してしまって入院してしまう】【出かけたまでは良いのですが、出先で道に迷ってしまう】などの問題を起こしてしまうようなら、これはもう物忘れじゃないです。認知症に一歩踏み込んだ状態でしょう。
【道に迷う】のは初期症状で【徘徊】は進行した症状です。でもどちらにしても帰宅できなくなるのは同じことですが、【道に迷う】程度の症状であれば、警察に保護されても、名前や住所をまだ答えることができるので、そのまま行方不明ということはないでしょう。最近、よく報道されている名前もわからず施設に保護されている認知症の患者さんは名前や住所を答えることができない患者さんの【徘徊】ということなんでしょう。
自分の非を認めないというのも単純な物忘れではないことを思わせる、と記事は続きます。【ドロボウがいる】【アキスに入られた】【ヨメが隠した】などと言い訳するのは、認知症の患者さんによく見られる症状です。

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